石井あきら

村上たかし

議会報告:平成27年9月定例議会

5次総合計画に沿った本村の土地利用

東海村農業振興計画の特徴

利便性を高めるための農地集積事業

既存の農業施設の取り扱い

新川の河川管理問題


議事録

村上たかし 議席番号13番、豊創会、村上孝であります。一般質問いたします。

その前に、今度の台風における集中豪雨、水田地帯もひどいそうなので、お見舞い申し上げます。

では、質問に入ります。

第5次総合計画に沿った本村の土地利用についてでございます。

東海村が持続可能なまちづくりを進めていくためには、本村の地形や地域ポテンシャルを生かした土地環境の整備が基本であると考えております。社会状況により、年々農地が減少してきているが、第5次総合計画に沿った土地利用がどのように進められているのかお伺いいたします。

建設農政部長 お答えいたします。

第5次総合計画に沿った土地利用についてでございますが、計画にありますように「みどりとまちの共生を礎として調和のとれた暮らしやすいまち」を目指して、みどりの基本計画をもとに豊かな自然環境を保全する地域である保全配慮地区の用地取得に加え、斜面緑地や平地林を守るための村民の森の指定などを通して、環境に配慮した土地利用を進めているところでございます。

また、市街地においては、市街化区域内の4地区で土地区画整理事業を推進して有効な土地利用を図るとともに、地区計画等の運用により良好なまち並みの形成に努めております。

一方、市街化を抑制すべき市街化調整区域においては、区域内の集落出身者が行う宅地開発による宅地化によりスプロール化が進んでいる状況と、農家の後継者不足や高齢化に起因した耕作放棄地が増加している状況が見られているところでございます。

以上でございます。

村上たかし この問題におきましては後ほどまた出てきますので、次の質問に移りたいと思います。

村上たかし では、質問に入ります。

東海村農業振興計画の特徴でございますが、国のTPP交渉が本決まりになりつつある中で、本村の農業振興計画はどのようなところに力点を置いて対応しようとしているのかお伺いいたします。

建設農政部長 では、農業振興計画についてお答えいたします。

この計画はマスタープランとしての位置づけとなっておりますので、全般的に理念的な内容となってございますが、10年後の本村農業の将来像を掲げ、それを達成するためのさまざまな重点施策を盛り込んでおります。本村農業の将来像は4つの柱で構成されておりまして、「多様な担い手が支える農業」、「新たなマーケットを活かす独自の農業」、「地域と共存する人に優しい農業」、そして「魅力的な田園環境・生産環境の創出」でございます。

これらを複合的に取り組むことで、10年後には「村民全員参加による持続可能な都市近郊型農業モデル」が展開されているという東海村の農業の姿を描いております。これらを実現するために、計画には重点的に進める施策を体系的に整理しておりますが、まずは喫緊の課題である担い手の育成と農業所得の向上を推進してまいります。

担い手の育成でございますが、JA常陸との協働により、新規参入者の育成確保を進めるとともに、既存の補助事業については情報提供や営農指導等を組み合わせて、さらに効果的な取り組みを行ってまいります。

次に、農家所得の向上の推進についてですが、既存の販売チャンネルばかりではなく、消費地が近いという都市近郊の立地条件を生かして地産地消を進め、よりニーズに即した生産ができるよう支援をしてまいります。いずれにいたしましても、今後、来年度の予算編成時期に入りますので、振興計画に基づいた新規事業を検討してまいりたいと考えております。

以上でございます。

村上たかし この振興計画は、今おっしゃったことは物すごくすごい計画だと思います。担い手育成、農家所得の向上、これは本当にこれから必要とするものでありますが、これを事業化にしてやってもらいたいと思います。意見として言わせていただきます。

関税の撤廃を目指すTPPに参加すれば、日本の土地利用型農業を中心に壊滅的打撃は明らかであります。国産のよさを考え、国民、いわゆる消費者の理解が必要となってくるものであります。農業経営者は長期的な視点に立って資力を増強し、収量の向上に安定に努力することが必要であります。農業は人間が生きていくために必要な食料を生産し、その生産を通して多面的で広域的な機能を発揮しています。また、自己実現や地域づくり、活性化に役立てるなど多様化は農業の新しい可能性を生み出しています。適正な農業の継続がそのまま社会貢献となるのであります。

このようなすばらしい農業の特徴や役割を後退させることなく、農業をしっかりと確保するだけでなく、強調して適正な農業生産活動を確保することが大切であると私は思います。

では、次の質問にいってよろしいでしょうか。

村上たかし 次の質問に入ります。

利便性を高めるための農地集積事業であります。

国の農業政策を見ると、生産向上と土地活用の利便性を図るために水田や畑の土地集積を推進し、土地改良による再事業化を計画しているか、村の対応について伺います。

建設農政部長 農地集積事業についてお答えいたします。

国においては生産コストをより一層縮減し、農業経営の効率化を図るため、農地の集積、集約化を推進しております。

先ごろ発表されました農林水産省の28年度概算要求予算では、強い農業の基盤づくりとして農業農村整備事業を27年度当初予算に比べ約22%増としているところです。村内の農地は、畑は基盤整備がほとんど実施されておらず、水田については圷土地改良区と真崎浦土地改良区及び細浦土地改良組合が基盤整備を実施しております。しかしながら、圷地区や真崎地区の水田を見ますと、施設の老朽化や小規模区画等が見られるため、現在、大規模経営を行っている担い手の方からは、耕地が分散して作業効率が上がらないという声が出ているところから、土地改良工事の再事業化の必要性は認識しております。

しかしながら、事業実施に当たりましては、農地を所有する農家の投資が必要なこともあり、また事務を執り行う土地改良区の事務執行体制の整備も必要となることから、地元の意向を踏まえながら協議をしてまいりたいと存じます。

以上でございます。

村上たかし この問題も、なかなか難しい問題でございますが、意見として言わせていただきます。特に水田においては、日本の10アール当たり収量の向上の余地はありますが、アメリカと対比すると、アメリカに見る200町歩のような規模拡大は恐らく日本では無理だろうと、そう思うんでございます。せいぜい実現しても20町歩から30町歩ぐらいが現実ではないかと思います。

しかし、生産費などが下回らなくても、いわゆる日本人の技術により食味、うまさなどで優位性を持ち、消費者ニーズに応えていく場合には競争力を持つと私は思います。その場合でも生産費などに大差がないことが必要であります。やっぱり利便性を高めるための土地集積事業は絶対にやるべきだと思います。

次の質問に入ってよろしいでしょうか。

村上たかし じゃ、次の質問に入ります。

既存の農業施設の取り扱いということですが、昭和40年代から土地改良事業が進められました。圷土地改良区、真崎浦土地改良区、新川土地改良区、また細浦土地改良組合など、あとは水利組合と言われる水神堂みたいなものが全部で11ぐらいありますかね、できております。

圷土地改良区におきましては、当時久慈川は蛇行して久慈浜のまちのほうに流れて海に注いでいました。昔、建設省ですが、今は国交省になっていますが、久慈川を榊橋から海に真っすぐに流したいということがありまして、そのために民家が12戸、河川敷に入ってしまいました。外へ出たわけなんですが、そのときにそういうことならば、じゃ毎秒0.5トン久慈川から取水権を取れるということで取りました。村の飲料水はその後だと思います。土地改良が先だったと思うんですが、このようなことで、その取水をそこから取るということにおいて、圷土地改良区はパイプライン方式をとりました。パイプライン方式は普通の一般の家庭の蛇口と同じで、蛇口をひねればもう水が出てくるという、圃場に満たされるという、そういう形式でございます。

こうなってくると、もう46年ぐらいたっているでしょう。結局は、昔は溜池から水を引いて、そして水路はみんなできれいにしておりました。溜番をつくって、誰々今度の溜番で栓を抜いたり詰めたりしてやっていました。2年かそこらに1回、3年に1回ぐらいは泥吐きといって、全部溜を干して、またきれいな水にためかえて、そういう事業をやっていました。もちろん用水路をきれいにするためにはこさ払いしたり、草刈ったり、ごみを取ったり、木なんか入っていると流れにくいもので、そういうのを取ったり、今みたいに缶なんか一つも落ちていません。

そういうことをしてきたわけですが、今は結局、我々は用水路からそういうもの、水を必要としませんので、どうしても疎かになって、ひどい状態になっております。村は斜面緑地保全ということで、そこを取っておりますが、その地主と土地改良区だけではとても対応が難しくなってきてしまいました。高齢化ということもあるんでしょうが、そういうことを考えて、村はどのように考えているのかお伺いいたします。

建設農政部長 既存の農業施設のご質問にお答えいたします。

土地改良工事によって使用されなくなった水路等の維持管理の問題でございますが、基本的には当該土地改良区や水利組合の管理となります。これらの水路の機能の維持管理経費に関しましては、村では土地改良区等施設に関する維持管理補助事業を実施しておりますが、国では集落で水路や農道などの施設を協働で保全活動を行った場合に助成を行います多面的機能支払いという補助事業がございます。これらの補助事業を活用しながら、地域の皆さんで水路等の維持管理を行っていただきたいと考えております。

以上でございます。

村上たかし そういうことなので、多面的機能事業として斜面緑地を村民の森に指定している点から、圷土地改良区で管理している農業用水路の管理を含め、緑の保全、生物多様性の観点から、土地改良区、地域住民、自治会、関連団体など周辺地域で構成する協議会など立ち上げ、検討してはいかがかと思っております。その点答弁よろしくお願いします。

村民生活部長 議員ご提案についてでございますけれども、村といたしましては緑の保全を推進するに当たりまして、斜面緑地や農業用水路も重要な環境資源であるとは考えております。ですが、その前にまず土地改良区の関係者が農業用水路をどのように利用するかというのを検討していただくというのが第一義的にあるのかなというふうに思っております。

村民の森に指定しております緑地斜面につきましては、村のものではございません。その所有者に樹木等の保全のために必要な措置を講ずるようお願いしていくということを考えておるところでございます。その後の話になりますけれども、地域など関係する方から、もう少し保全について考えてみてはどうかというふうな機運が高まった場合には、改めて検討委員会ということについても考えてみたいというふうには考えております。

以上でございます。

村上たかし 村民の森の樹木などの指定は結構あるんですよね。圷土地改良区においては、石神外宿6号線から入ってきまして、内宿、岡、白方とずっとございます。そういう観点から、やはり農の営みというのは人間が生きるのに不可欠な食料を生産し、衣と住の基礎的な原材料を供給しております。

これは村長に答弁してほしいんですが、さらに森林、河川、湖沼、土壌の中に生存し続ける多様な生物種を守り続け、農村という社会的な場を中心として自然と人間との調和的なかかわり方をしてきました。このような農の営みが社会、歴史、文化をつくり上げ、またつくり上げてきたものを背景として、さまざまな制度をつくり、このもとで自然、生物に働きかけて、さまざまな自然環境、風土も形成してきました。このように多様な社会の存在と、その中に多様な農村が存在するというのが素直な見方ではないでしょうか。各地域には、社会・歴史・文化多様性、自然・生物多様性、経済制度多様性とともに、人々の多様な暮らしや農の営みがあることに配慮が必要であります。持続可能な農業を実践し、それよりもたらされる多面的機能を維持することではないでしょうか。

このようなことから、やはり私はあの水田地帯、220町歩ぐらい畑があると思うんですが、河川敷には前、桜とかヒガンバナとかユキヤナギ、レンギョウなどを植えましたね。それで、あそこにはまた運動公園がございます。野球、サッカーなどもございます。また、裾野、斜面のちょっと上へ行くと、質問ございました石神城址公園もちろんあります。そのほか神社、お寺などもございます。

そして、もっとすばらしいのは白方小学校をつくったときに古代の遺跡がかなり出てきましたね。もとはあそこに狩猟民族が住んでいたという、そういう歴史がございます。これを何とか生かしてほしいというために、そういう運動公園あたりを中心に、斜面をずっと回っていきまして、白方からなぎさ公園へ行きまして、小段道路、すばらしい木を植えたり、これから恐らく桜も小さくは咲いているんですが、木が小さいので、見事な桜にはまだなってないんですが、恐らく今後は、50本ぐらい植えてあるので、河川敷はすばらしくなっていくと思いますので、河川敷の遊歩道は国交省がかなりやっていただいております。

そういう関係上、そこの周り、今言ったところを周遊コースとして、これからは検討してはどうかと。そうすることにおいて、水田地帯を見ながら、やっぱり主食の米というのは大切だなと思えるような水田にしていくと。もしやるとすれば、イベントなんか小さくやってもいいし、運動公園などで集まって、きょうは石神城址公園を回るコースなんか宣伝して、お握りぐらいは農家で恐らくつくって出してあげようなんてことになるかもしれませんので、そういうところから始めて活性化していかなければ、やっぱりそういうヘルスロードというのをやっていかなければ、水田地帯の死活問題でもありますので、この事業はぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、村長のご意見をお願いします。

村長 農業施設の維持管理からヘルスロードまでということで、かなり壮大な構想だと思うんですが、私今でも村内を走っていまして、細浦の周りを走っていると、細浦の舗装されたほうの村道ですかね、あちらはU字溝なんかもあって、でも、あそこは本当、定期的に地域の方々、あと耕作者の方々でよく泥さらいなんかをして、きれに保全されています。あそこは桜もきれいなんで、ああいうところをウオーキングの場所として、今もヘルスロードになっているのかな。そういう形で歩くということはいいことだと思っていますので、圷土地改良のところも走っているんですけれども、やっぱり常磐線で分断されたり、なかなか一体性がないところがあるんです。

ただ、あの斜面の下がかなり保全が行き届いてないのは私もわかっています。斜面自体も枯れた木が倒れたりして危険性もあるし、指定はしたけれども、何もしてないというのが事実でして、生物多様性の地域戦略つくりましたが、生物多様性の地域戦略というのは別に単なる自然の保全だけじゃなくて、そこはその自然を活用して自分たちの生活に生かしていくというのも一つの視点なんで、そういうことで考えると、少し能動的に動かないとならないのかなと。

ただ、これは役場が何かをするというより、やっぱりああいう場所があるということをまず村民の方に知ってもらうことが必要で、どうやってあそこに来ていただいて、ああいう現状を見ていただいて、ここのやっぱり保全のあり方をどうするかというのは、やっぱり住民の方と一緒に、当然あそこで農業されている耕作者の方もそうですけれども、一緒に考えることが必要なのかなと思いますので、そういう機会をつくっていきたいなというふうに思っています。

村上たかし その前に、やはりこういう土地が11カ所もあるということなんで、細浦もちろんそうでございますが、新川、向こう、土地改良区もあるし、そういうことでぜひ考えに入れて取り組んでいただきたいと思います。

じゃ、次の質問に入ります。

新川の河川管理問題でございますが、何回も私、言いますが、前回の議会で同じ質問をしましたが、2市1村が利用している新川の取り扱いについて、村はどのように進めているのか進捗状況をお伺いいたします。

建設農政部長 新川の管理の問題につきましてお答えいたします。

新川は堤防決壊の被害が連続して発生し、地域の農家の方々も施設の維持管理に関して不安を抱いている状況でございます。決壊の原因は、気象条件の変動による降雨強度の変化、施設の老朽化等に加えまして、新川流域の開発が進展したことも大きな要因となっていると思料されます。

村といたしましては、農業水利施設ばかりでなく、都市排水的機能にも着目し、河川として管理すべき施設であると認識しているところでございます。県に対しましては、7月下旬の県政要望におきまして、昨年と同様に県管理となる二級河川の指定に関する要望を行っております。県の河川課に確認したところ、10月頃に2市1村の担当者レベルでの勉強会を立ち上げて情報共有や意見交換等の場を設け、広域的な流出抑制等の治水対策について協議を進めていくとのことでありました。

新川につきましては、村道駆上り動燃線から村松川合流部までの拡幅工事等が未着手となっておりますことから、県としては、そちらの拡幅工事を優先させた上で二級河川の指定延伸について検討を進めていくとのことであります。村といたしましても、国道245号の4車線化工事の橋梁かけかえもありますので、河川拡幅工事の進捗を勘案しながら、河川指定についても並行して対応してまいりたいと思います。

以上でございます。

村上たかし 新川、東新川についてですが、昨年も一昨年も10月に台風の大雨によって堤防が決壊しております。今シーズンも、もう秋口前から台風はこちらのほうに必ず向いてくるのが常でございます。今回、何とか新川もしのいだようでございます。そういうわけで、常に地元の人たちが堤防がまた決壊するんではないかと心配しております。今後の対応について、よろしくお願いします。

建設農政部長 お答えいたします。

東新川につきましては、ご指摘のとおり同じような箇所で堤防決壊の被害が続いております。昨年実施いたしました専門業者による現地調査の結果によりますと、堆積した土砂が円滑な水の流下を妨げていることと、堤防自体の経年劣化による破損や老朽化が堤防決壊の原因として指摘されております。

これらを改修するために、今年度は実施設計の委託業務を発注しておりまして、現在専門業者が現地の測量等を行っているところでございます。工事の実施期間は米の収穫後となりますことから、来年10月以降となりますが、工事着手前の対応につきましては、大雨情報等が得られましたら真崎浦の排水機場や細浦の排水機場の方々とも相談しながら、その都度、堤防が弱くなっている箇所に事前に大型土のうを積むなどして緊急の対策に当たってまいりたいと考えております。

また、きのうは台風の大雨の被害の情報がありましたので、土のうも積んでいるところでございます。

以上でございます。

村上たかし そのようなわけで、今いろいろな対応、早速していただいているということで本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

以上で私の一般質問終わりにいたします。


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