石井あきら

村上たかし

議会報告:平成29年12月定例議会

中畑解消・農道整備事業の取り組み

農地中間管理事業の取り組みと進捗状況

常陸那珂港北線について


議事録

村上たかし 議席番号6番、豊創会、村上孝でございます。一般質問いたします。

今までに農業問題はおかげさまでありがたく、皆さん質問していただきました。答弁などもしておりますので私なりの質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。

まず最初に、前にも出ていましたように中畑解消・農道整備事業の取り組みでありますが、本村の農業を推進するためには、農道から寸断されている農地を生かすために、中畑解消・農道整備事業を積極的に活用すべきではないかと。村の考えを伺います。

建設農政部長 お答えいたします。

本事業は、中畑が遊休農地にならないようにするため農道整備を行い、良好な営農条件の確保を目的とした事業でございます。

事業の要件としましては3点ございます。1点目は、道路に接していない中畑が5筆以上のまとまりがあること、2点目は、農振農用地区域内であること、3点目は、農道整備に関し、中畑の所有者や関係地権者及び地元の代表者の同意書があることでございます。

なお、測量や用地買収につきましては村が行いますが、まず中畑の所有者に農道整備等に関する同意書を取りまとめ、申請していただいた上で計画を作成し、測量及び詳細設計、用地買収、工事となりますので、農道が完成するためには最短でも3年を要します。

また、農道の基準は幅員が3メートルでアスファルト舗装を標準としておりますが、要望がある場合には砕石による整備を行うことも可能です。

本村における遊休農地は平成28年度で28ヘクタールありまして、今後増加が懸念されております。特に中畑につきましては、担い手とマッチングを進めにくいことから、遊休農地になりやすいと認識しておりますので、本事業を積極的に活用していただけるよう農業委員会等と連携しまして、事業の推進に努めてまいります。

以上でございます。

村上たかし 再質問いたします。

中畑解消の取り組みなんですが、中畑解消・農道整備事業の内容などについては理解できました。しかし、この事業を取り組むに当たり、地権者、耕作者などの理解や取りまとめをして事業の申請に至るまでは大変であります。苦慮すると思われますが、それらに対して村としての支援についてお伺いいたします。

農業委員会事務局長 支援の方法につきましては、農業委員会からお答えをさせていただきます。

農業委員会で農地パトロールや実態調査を行った結果においても、中畑が原因で遊休農地状態になっている箇所が増えてきております。現在、農業委員会では農地利用の最適化としまして、遊休農地の発生防止や解消にも取り組んでおりますことから、中畑の地権者や耕作者等の協議の場の設定や取りまとめ等につきましても、その事業の一環として捉え、今後協力してまいりたいと思います。

以上でございます。

村上たかし 質問ではございませんが、実際に私が対応しているところは中畑であります。いつも私のところへ来る。そもそも中畑へ行けなければどうしますか。道路に面した土地は行って交渉して借りを行います。私だけが通るから中の畑を解消するために貸していただけませんかと、そういう状態であります。外宿なりもう全てがそういう状態でありますので、ぜひこれを事業を成功させていっていただきたいと思います。

次の質問に入ります。

これも質問は出ていますが、農地中間管理事業の取り組みと進捗状況についてでございますが、本村も農業従事者が高齢化するに伴い、耕作放棄地が年々増えていると思います。農地中間管理事業の進捗状況と、現在どのような対応を行っているのかお伺いいたします。

農業委員会事務局長 お答えをいたします。

今年9月末現在で農地中間管理事業を活用しての農地集積面積は42.6ヘクタールとなっております。これまでの主な集積箇所といたしましては、須和間、押延地区の畑、真崎浦土地改良区内の大山下の田、そのほかとなっております。

次に、今後につきましては、現在石神外宿地区の畑を考えまして、認定農業者と関係者の皆様と協議を進めております。そのほかに農業委員会の窓口で新たに農地の貸し借りの相談等を受けた場合には、積極的に農地中間管理事業の説明を行いまして、事業の活用推進を図っているところでございます。

以上でございます。

村上たかし 再質問いたします。

農地中間管理機構を活用して農地を集積し、集約しても、つくる人、いわゆる耕作する人がいなければ意味がない、私はそう思います。村として認定農業者や定年後の就農者を増やす具体的な取り組みはどのようになっているのかお伺いいたします。

建設農政部長 お答えいたします。

本村では現在30人の認定農業者が地域農業の牽引役として活躍しております。認定農業者数はここ数年、横ばいで推移しており、農業者の高齢化や担い手の減少が進行する中で新たな認定農業者の確保と育成は喫緊の課題となっております。

このため、村としましては、次世代の認定農業者の中核となる新規就農者や農家後継者の皆さんに対しまして、認定農業者に対する優遇措置を周知するとともに、認定農業者へ速やかに移行していけるような認定農業者や村、JA等の連携した就農から自立経営までのきめ細やかな支援体制づくりを検討したいと考えております。

なお、定年退職後の就農者等の多様な担い手の確保と育成につきましては、引き続き県などが開催する就農相談会へ積極的に参加し、確保に努めてまいります。

また、認定農業者数の増加が伸び悩んでいる中で農地中間管理事業を推進していくためには、とりわけ認定農業者等の経営規模拡大をいかに進めていくかが課題と考えております。このために今年度は村独自に地域農業リーダー育成研修講座を11月に開講しまして、経営者としての心構えや労務管理、商品開発等に関する資質向上を支援しているところでございます。

以上でございます。

村上たかし 大体前にも質問で出ておりますが、最後に意見として言わせていただきます。

私のところにも2人ばかり研修生が来ておりました。1人は立派にJA関係のマーケットなどに売りに行ったりして、楽しくやっております。もう一人は、まだそこまで至らないんですが、本村の農業、いわゆる農地利用においては、作物の栽培、今おっしゃったように指導、また施設、資材、農機具の整備と、あと労働力であります。1人では農業はできません。労働力が必要となってきます。そして、いわゆる農業者が経営をして所得を得られる。国会でも騒いでおりますが、やはり水飲み百姓ではできない。やっぱり所得が得られる、そういうふうになるように、やっぱり村としても支援していかなければ絶対これは私は成功できないと思う。

最後に1つだけ、豊岡地区に雑兵というところがあるんです。これは1町歩からあるんですが、そこのところの中をつくってくれと言われて、とても私はできないと言った、これは。今までどういうふうにしてそこの土地を上がっていったかというと、岡から亀下の坂の手前の左側の土地なんですが、山際にずっと道があるんですね。これ道じゃないんですよ、これ。その人の山を借りて、みんなで借りて通っていたんですね。いつ返せと言われるかわからない、これ。こんなところで皆さんやったってしようがないだろうと。ひとつ協力してくれないかということで、今問題になっております。10名くらいいるのかな。その話が出ておりますので、やっぱりこういう問題は農業委員会、農政課など、それを管理する所管課はやはり横断的に事業を進めていかなければ絶対できない、これは。中に一人でも反対すればこれはできない事業だと思います。ここがきちんとすれば1町歩以上はまとまります。ぜひお願いしていきます。

じゃ、次の質問に入ります。

前から私も言っているんですが、常陸那珂港北線問題ですね。村長にもいろいろと県のほうに働きかけていただいておりまして、ありがとうございます。今回、今年度ですか、茨城県は高規格な道路の整備に向け、広域連携軸形成事業を新規で事業化して、今年度当初予算に調査費として300万円を計上しております。そういうことで、どういう経過になっているのかご説明いただければと思います。

建設農政部長 お答えいたします。

茨城県が進めております広域連携軸形成事業についてお答えいたします。

福島県、茨城県、栃木県の3県にまたがる地域におきまして、県境をまたいだ観光面や経済面での交流・連携など、地方創生に向けた新たな動きを踏まえながら3県で連携し、基礎的な検討を進め、広域連携軸の形成につなげていくことを目的に、道路懇話会を設置して意見交換を行っていくということでございます。10月3日に開催されました懇話会では、3県にかかわりのある交通や物流、観光分野に精通する有識者や事業者8人の委員と3県の行政担当者が加わり、高規格な道路のあり方などについて、さまざまな角度からの検討を開始したところでございます。来年2月までに計3回の会合を開き、県に意見をしていく予定であります。第2回の懇話会は11月29日に開催されたと伺っております。

以上でございます。

村上たかし この問題は前も言っておりましたように、火力発電所から245号、そこで4車線の立派な道路がそこでストップになっております。その先が全然見えてない。今おっしゃったように、これからそういうふうに進めていくということなので、東海村はそれができてくれば絶対変わる。福島、栃木からもつながっていくし、これはもう物流じゃなくて人もかなり来る、私は本当に思うと。横浜へ行ったんです。あそこはやっぱり山下公園があるし、こちらでは海浜公園がある。その中で物すごく発展してきました、横浜港は。そういうわけで、向こうが満杯であるという国の考えがあるみたいで、どうしても日立港、大洗、那珂港、この3つを何とか太平洋の玄関としてやっていきたいと考えているみたいであります。これが完全にできてくれば、もう東海村は変わる。そして、持続的な東海村、絶対これからそれに向かっていけばできると思うので、ぜひこの路線を懲りないで要望をぜひ今後とも続けてやっていただきたいと思います。

以上で私の質問終わります。今回質問をいろいろやっていただきましたので、ありがとうございました。以上で終わります。どうもありがとうございました。


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